STORY 創業ストーリー

  1. 「子どもが自分の世界を自由に探検する。
    その小さな挑戦を、大人が信じて見守れる社会をつくりたい。」
    これが、私が Sincerely Tokyo を立ち上げた理由です。
  2. 私は、東京都内で保育園を経営しています。
    もともとは、一人の母として、そして現場の保育者として、
    子どもと親の“居場所”をつくるところからこの仕事が始まりました。
    私が子育てをしていたとき、感じたのは
    「大人の不安が、子どもの自由を奪ってしまうことが多い」という現実でした。
    「ケガをしたらどうしよう」
    「失敗したらかわいそう」
    「みんなと同じでいてほしい」
    親として当たり前の気持ちかもしれません。
    だけど、それが行きすぎると、子どもは自分で決める機会を奪われ、
    挑戦するチャンスを失ってしまうこともある。
    私自身、小さい頃から「失敗しないように」とか、
    「人に迷惑をかけないように」と言われて育った記憶があります。
    だからこそ、わが子には「あなたのやりたいことを思い切りやってほしい」と思った。
    それが私の保育園経営の原点です。
  3. でも、保育園を運営する中で見えてきたのは、
    大人たちが忙しすぎる現実でした。
    保護者は毎日時間に追われている。
    保育者も目の前の子どもとじっくり向き合いたくても、
    山のような書類や作業に時間を奪われる。
    「本当はもっと、子どもと一緒に過ごす時間がほしいのに」
    「子どもが自由に遊べる時間をつくってあげたいのに」
    そんな声を何度も聞いてきました。
    だから私は決めました。
    子どもが自由に自分を表現できる場をもっと増やそう。
    そして、大人が“信じて手放す”時間を持てる仕組みをつくろう。
    その想いから生まれたのが、Sincerely Tokyo です。
  4. 私たちは、旅・アート・保育を通して
    「子どもが主役になれる時間」を届けています。
    例えば、VIP KIDS という旅のプログラムでは、
    親子で一緒に旅行に行くけれど、子どもは親と少し離れて、
    地域の人や自然と出会い、異文化とつながりながら、
    自分の感性のままに遊び、学び、探検します。
    親はその間、ただ手を放すだけじゃなく、
    「自分の時間」を取り戻す。
    親が自分を整える時間を持つことで、
    また新しい気持ちで子どもと向き合える。
    そして、保育園や教育現場向けには、Entrepreneur Kids Art という
    「正解のない表現プログラム」を届けています。
    絵の上手下手じゃなく、
    どんな色を選んだのか、どんな形をつくったのか、
    「これがわたし!」と自分の中から湧き出たものを表現する。
    それを認め合う。
    その経験が、子どもの自己肯定感や主体性を育てると信じています。
    さらに私は、現場の大人たちが“子どもと向き合う時間”を増やせるように
    AIなどの新しい道具も積極的に活用しています。
    書類をAIに任せられれば、先生はもっと子どもの顔を見られる。
    AIは冷たい存在ではなく、
    「大人の余白をつくるツール」だと考えています。
    私が目指しているのは、
    子どもだけじゃなく、大人も「自分らしく」いられる時間をつくることです。
    親も、保育者も、先生も。
    みんなが「信じて手放す勇気」を持てる社会なら、
    子どもはもっと自由に生きていける。
  5. 「子どもたちの自由な表現が、世界をもっとおもしろくする。」
    これからも私は、子どもたちの“生きる力”を育てるために
    大人たちの味方であり続けます。
    Sincerely Tokyo
    上田美雪